茅刈り/古民家/茅葺き

現在、弊社計画中のプロジェクトが初めてのことばかりなので、知識・経験・繋がりなどを勉強させていただくため、姫路市某民俗資料館の挿し茅(茅葺屋根の補修の技術)に使用する茅刈りに参加しました。
“SDGs”持続可能でよりよい世界を目指すことは大切です。。。大切ですが、本当の持続可能な世界は太陽光発電でも電気自動車でも住宅の気密・断熱でもなく知恵と歴史と不便の中にあると考えています。
産業廃棄物を出すことが多い仕事柄、廃棄物の処理方法を考えると「土に還る」ことに行きつきます。
土から作られた瓦でさえ、土の上に10年放置しても土に還りません。
茅(ススキや麦わら)は土の上に放置すると数年で土に還ります。
弊社では土に還る材料で家を建てることを目標にし、有害物を含んだ集成材(接着剤で固められた材木)は使用せず、住宅として長持ちさせるために天然乾燥の国産材を使用した家づくりを行っています。

古民家リノベーション

兵庫県宍粟市 山崎町 伐採作業

木を倒した後に運びやすいように玉切り作業の様子です。

兵庫県宍粟市山崎町の野口神社にて宮司様からの依頼で木の伐採作業を行ってきました。

山の谷での作業だったので危険な作業ではありましたが事故がおこらないよう十分注意しながら作業を行いました。

作業者は防護服・ブーツ・手袋を着用して作業しています。

山の、のり面での作業は切った丸太が転がり落地底く危険もあるのて毎回慎重に作業させて頂いています。

 野口神社

東加古川にて10月に事務所の移設工事をさせて頂いた際に入口正面に松を使用し、柱を立てそこにガラスをはめ込み間仕切りを起こしました。写真では分かりにくいですが、柱などの接合部には金物を使わずホゾ仕事で釘の代わりに込み栓を打ち込む木組みでの仕事をさせて頂きました。

木組みでの間仕切り・ガラス張り

ミツバチが天井裏に作っていた巣の撤去

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小さなバケツに3杯のはちみつを採取したあと、巣の残骸でミツロウを作りました。

フローリングなどの仕上げ用ワックスに使用します。

ハチの巣撤去

通常、梁は「蟻落とし」と言われる仕口が使われますが、強度面では強いとは言えません。
今回は枘(ほぞ)で建物に固定します。
上棟時に組み上げる順番が難しくなりますが構造的には強い建物になると思います。
強い家を造るには試行錯誤の毎日です。

姫路 新築工事

松の化粧材原木を仕入れました。

特に針葉樹を乾燥させるときに樹皮を残すと虫が入りますので、斧(よき)で樹皮の部分だけをそぎ落とします。斧で木の繊維に沿って斫る(はつる)ことで、虫が付きにくく、時間をかけて乾燥させます。用途が決まるまでは丸太のまま保管・乾燥します。

松化粧材乾燥