植林針葉樹の落とし穴
毎年のように「○○年に一度」の災害が日本を襲います
この原因として、
問題1:山が弱っている
これまで見てきた豪雨や山林災害の現場では、土石流とともに流されてくる木の多くが「スギ・ヒノキ」
戦後の拡大造林政策から約70年。伐採時期(50~60年)を過ぎ、過密化した植林たちは
・根が浅く、根を張る範囲が狭い
・年間を通して日陰となりやすく、保水力が弱まっている
・山が崩れやすくなっている
問題2:輸入木材への依存
2025年では、日本は木材の自給率が40%(建築用材は50%)へ向上しましたが、現在も世界の流通量の約10%を消費しています
この数字は、コロナウイルスによる“ウッドショック”から木材自給率が改善されましたが、2000年の木材自給率は約20%と、8割の木材を輸入材に依存していました
これは、アマゾンなどの外国の「守られるべき森」で伐採された木材です
“地球の肺”と言われるアマゾンでは、1988年から38年間で、日本国土面積の1.1倍(アマゾン全体の15%)が消失しました
「深山の広葉樹再生と里山の植林整備」
植林を行った方々は、未来の日本が資源豊かな国となっていることを想像したと思います
しかし、現在の日本の住宅は外国産の木を使い、身近な生活用品は石油由来へとシフトし、木を使う文化が減衰しました
その結果、日本の林業は衰退し、森林は針葉樹一辺倒となり放置されてしまっています
広葉樹の広がった森林は、鳥が種子を運び、野生動物の食料となる木の実や昆虫が豊富になり、昆虫が土を耕し、山の保水力が取り戻されます
現在、「水源涵養」として保安林となっている森林にも針葉樹が多く、涵養(水源の確保、保全)の機能も弱くなっています
一工務店株式会社の考える解決策
・深山に広葉樹が再生できる環境を整え、それにより搬出される針葉樹を建築用材資源として活用します
・所有林の困りごとを所有者とともに考え、資源として活用できる事業を展開します
・伐採後、再び植林を行わず整備することにより「深山」を取り戻します
・人間の生活域周辺の針葉樹を適切に間伐し、「里山」を取り戻します
この事業によって、未来の子どもたちに“日本の山の木で日本の家を造る”ことを目的としています
小さな目標としては、深山の広葉樹の萌芽を見届け、守り続けること
また、この事業を引き継いでくれる人材を育成しています
まだまだ微力ではありますが、野生動物と共生できる環境 “奥山” “里山” を取り戻し、未来に残る「日本の山」「日本の木」「日本の家」という仕事に誇りをもって取り組んでいます。
関連ページ「異議 持続可能な開発目標(SDGs)について」
「会社概要」
*追記
太陽光パネル大量設置のため山林を切り開くことも山を弱らせる原因となっており、太陽光発電のソーラーパネルには現段階ではリサイクルや焼却処理できない(焼却時に有毒なガスが発生する)部分があり、パネルが寿命を迎える将来には大量の黒いゴミの山を作ることになります。弊社ではお客様から太陽光パネルのご依頼をいただいた場合は、ご説明の上、丁重にお見送り申し上げております。
*日本の家とは日本の風土に合った家を表現しており、和風住宅に限定しておりません*



