釿
釿(ちょうな)
古民家の修繕・メンテナンス工事で使用する道具の釿
現在では見ることも使うこともなくなってきた旧時代の大工道具です。
頻繁に出番があるわけではありませんが弊社では現役で活躍しています。
電動工具で製材された材木と違い、木の繊維に沿った加工を施しますので対候性・防虫性が高い加工です。化粧材にも使用される紋様「亀甲(きっこう)紋」や「名栗(なぐり)紋」などがあります。
加工後に柿渋と墨でさらに対候性と防虫性を高めます。
釿
釿(ちょうな)
古民家の修繕・メンテナンス工事で使用する道具の釿
現在では見ることも使うこともなくなってきた旧時代の大工道具です。
頻繁に出番があるわけではありませんが弊社では現役で活躍しています。
電動工具で製材された材木と違い、木の繊維に沿った加工を施しますので対候性・防虫性が高い加工です。化粧材にも使用される紋様「亀甲(きっこう)紋」や「名栗(なぐり)紋」などがあります。
加工後に柿渋と墨でさらに対候性と防虫性を高めます。
佐用町下石井古民家
佐用町で古民家の採寸に来ました。
これからこの家を再生させて貸店舗、コワーキングスペース、そしてなにより、佐用町の人たちの憩いの場になればと奮闘しています。
佐用町の方の雇用、放置林の手入れ、起業家を目指す方々の応援・・・
色々な人達の交流、お手伝い出来ればと思います。
補助金申請、受注、発注、人集めから施工、営業とまだまだしなくてはいけないことが山積みですが、頑張ります。
茅刈り/古民家/茅葺き
現在、弊社計画中のプロジェクトが初めてのことばかりなので、知識・経験・繋がりなどを勉強させていただくため、姫路市某民俗資料館の挿し茅(茅葺屋根の補修の技術)に使用する茅刈りに参加しました。
“SDGs”持続可能でよりよい世界を目指すことは大切です。。。大切ですが、本当の持続可能な世界は太陽光発電でも電気自動車でも住宅の気密・断熱でもなく知恵と歴史と不便の中にあると考えています。
産業廃棄物を出すことが多い仕事柄、廃棄物の処理方法を考えると「土に還る」ことに行きつきます。
土から作られた瓦でさえ、土の上に10年放置しても土に還りません。
茅(ススキや麦わら)は土の上に放置すると数年で土に還ります。
弊社では土に還る材料で家を建てることを目標にし、有害物を含んだ集成材(接着剤で固められた材木)は使用せず、住宅として長持ちさせるために天然乾燥の国産材を使用した家づくりを行っています。
足固め
足固めは在来住宅でいう土台に近い部材ですが、基礎に緊結されていないところが大きく役割が違っています。
石の上に乗っているだけで固定されていません。固定されていないことで地震発生時に地盤の揺れを分散させる効果があり、家具さえ固定していれば倒壊の不安が小さくなります。
地震列島である日本で考えられてきた先人の知恵で、伝統構法の素晴らしいことろです。
古民家 大黒柱の根継ぎ
柱を表面から叩き、音と振動でどこまで腐食が進んでいるか調査。その後なるべく元の柱を多く残し、柱の受ける荷重や地震などの揺れに対する負荷などに合わせた継ぎ方を決めます。
大黒柱ですので、新材が古材の芯を受ける継ぎ方です。
特殊な案件の場合、特に、案件ごとに継ぎ方が変わるので一度きりの名前のない継ぎ手です。もちろん中はしっかり芯を受けています。
通し柱差し替え
木造家屋で最も重要な通し柱の差し替え工事です。家屋の大敵、白アリによって根元から2メートルまで侵食されており、根継ぎでは強度が保持できないため、通し柱から2階床組までの大半を修繕しています。