お稲荷様本殿修繕/浜縁
2024-03-05
浜縁廻りの修繕に取り掛かりました。
縁葛・小壁が入り、柱の根継ぎを施工していきます。


お稲荷様本殿修繕/浜縁
2024-03-05
浜縁廻りの修繕に取り掛かりました。
縁葛・小壁が入り、柱の根継ぎを施工していきます。
現在使われることもお目にかかることも少なくなってきた和釘(古来から日本国内で生産・使用されてきた釘)
主に寺社建築で見られますが、もともとは木造住宅にも使用されていました。
鉄釘は鉄で量産されていますが、和釘は鍛冶職人が一本一本手作りで製作されていました。鉄釘は強度を必要とする個所であっても鉄内部まで錆が浸透し、釘が切れてしまいます。
対して和釘は鋼が使用されいます。鋼は炭素が含まれているので内部まで錆が入りにくく、錆による切れが少なくなります。
お稲荷様修繕/柱根継ぎ
2024-03-02
柱を取り外しての修繕ができない箇所の根継ぎ方法の仮加工です。
本来は大黒柱などの大きな部材に使用する技術ですので、4㎝角での柱の練習を行っています。
M様町家
腰壁竹の接地部分に水を吸い上げたようなシミがあり、ツヤと表面保護のためミツロウを塗付して仕上げます。ミツロウで仕上げることで撥水効果が復元します。
お稲荷様本殿修繕
20240228 修繕作業工場加工
浜縁/高欄/土台/縁束/縁葛 等の傷んだ個所を修繕するため、慎重に慎重に解体を進めています。
各部現状に合わせて鉋で仕上げるため1㎜増の寸法に加工していきます。
お稲荷様本殿修繕のため工場搬送
2024-02-27
高岳神社お稲荷様の修繕工事に着工しました。
宮司様、総代様、副総代様、ご多忙のところありがとうございました。
奉遷祭を執り行っていただいた後、修繕作業に着手するため工場搬入が無事に完了しました。
奉遷祭、現場作業の間にも多くの参拝者が来られていました。
いかに大切にされているかを感じています。 参拝者の皆様や次の修繕の際に恥じぬよう心を込めて丁寧に修理させていただきます。
M様町家修繕/船の板壁/替折釘(貝折釘)/和釘
2024-02-26
船に使用されていた板は水に強いので、昔は町家に活用されていました。
雨の影響を受けやすい場所なので替折釘で修繕施工しています。
それにしてもこの風情のある景色。。。
めちゃくちゃ癒されます。
材木屋さんへ仕入
銘木屋さんでも仕入れられない銘木を常時取り扱っている20年の付き合い、たつの市の材木屋店「ウッディ ヒロ」さんへ相談・仕入れ作業です。
今回の目当てはお稲荷様御社修繕工事に使用する“尾州檜”
さすがウッディ ヒロさん
きちんと必要な良材が仕入れられました。
今回のお目当て以外にも ・黒柿 ・神代ケヤキ ・棕櫚 ・その他分からん木 など
種類が多すぎて分かりません。とにかく驚くほどの品揃えです。
ミツバチの巣からハチミツが落ち、天井が下がってきていました。
撤去作業を行うため天井を一部解体して巣を取り除きましたが、すぐ隣にスズメバチの巣があり、注意して確認したところ、巣は空の状態。こちらも撤去して天井の復旧が完了しました。
過去に何度か巣を作っているので、また巣を作っても作業ができるよう天井点検口を取付け、天井が下がることのないよう木の天井を施工しています。
名栗/腰板
杉/赤柾/柿渋/ミツロウ