Archives 2月 2024

お稲荷様本殿修繕のため工場搬送
2024-02-27
高岳神社お稲荷様の修繕工事に着工しました。
宮司様、総代様、副総代様、ご多忙のところありがとうございました。
奉遷祭を執り行っていただいた後、修繕作業に着手するため工場搬入が無事に完了しました。
奉遷祭、現場作業の間にも多くの参拝者が来られていました。
いかに大切にされているかを感じています。 参拝者の皆様や次の修繕の際に恥じぬよう心を込めて丁寧に修理させていただきます。

高岳神社様

M様町家修繕/船の板壁/替折釘(貝折釘)/和釘

2024-02-26
船に使用されていた板は水に強いので、昔は町家に活用されていました。
雨の影響を受けやすい場所なので替折釘で修繕施工しています。

それにしてもこの風情のある景色。。。
めちゃくちゃ癒されます。


古民家修繕

材木屋さんへ仕入

銘木屋さんでも仕入れられない銘木を常時取り扱っている20年の付き合い、たつの市の材木屋店「ウッディ ヒロ」さんへ相談・仕入れ作業です。
今回の目当てはお稲荷様御社修繕工事に使用する“尾州檜”
さすがウッディ ヒロさん
きちんと必要な良材が仕入れられました。

今回のお目当て以外にも ・黒柿 ・神代ケヤキ ・棕櫚 ・その他分からん木 など
種類が多すぎて分かりません。とにかく驚くほどの品揃えです。

高岳神社様

ミツバチの巣からハチミツが落ち、天井が下がってきていました。
撤去作業を行うため天井を一部解体して巣を取り除きましたが、すぐ隣にスズメバチの巣があり、注意して確認したところ、巣は空の状態。こちらも撤去して天井の復旧が完了しました。

過去に何度か巣を作っているので、また巣を作っても作業ができるよう天井点検口を取付け、天井が下がることのないよう木の天井を施工しています。

ミツバチ駆除/天井貼替復旧

お稲荷様本殿修繕工事

御社修繕に使用する“尾州檜”
木曽檜(きそひのき)とも呼ばれる、長野県南西部木曽川上流に育生する樹齢300年以上のヒノキです。江戸時代の尾張藩の別名「尾州」が現在でも建築の世界では名残として使われています。
信州の寒く厳しい環境に育生するため成長が遅く、通常のヒノキよりも年輪の幅が狭いのが特徴です。年輪の幅が狭い木材を「目詰み」と呼び、
・狂いが少なく加工がしやすい
・冬の目が詰まっているため強度が高い
・高対候性、耐久性
を持つ、希少な超高級木材です。

高岳神社様

釿(ちょうな)
古民家の修繕・メンテナンス工事で使用する道具の釿
現在では見ることも使うこともなくなってきた旧時代の大工道具です。
頻繁に出番があるわけではありませんが弊社では現役で活躍しています。
電動工具で製材された材木と違い、木の繊維に沿った加工を施しますので対候性・防虫性が高い加工です。化粧材にも使用される紋様「亀甲(きっこう)紋」や「名栗(なぐり)紋」などがあります。
加工後に柿渋と墨でさらに対候性と防虫性を高めます。

古民家修繕 

姫路市飾磨区M様古民家メンテナンス工事
2024-03-08(金)
姫路市で「町家の日」が開催されます。
町家の日に見学できる“丸安”さんの家屋のメンテナンスに関わらせていただきました。
腰壁の竹・舟板壁等、不具合が見られる個所の修繕工事です。

古民家修繕