Archives 11月 2022

茅刈り/古民家/茅葺き

現在、弊社計画中のプロジェクトが初めてのことばかりなので、知識・経験・繋がりなどを勉強させていただくため、姫路市某民俗資料館の挿し茅(茅葺屋根の補修の技術)に使用する茅刈りに参加しました。
“SDGs”持続可能でよりよい世界を目指すことは大切です。。。大切ですが、本当の持続可能な世界は太陽光発電でも電気自動車でも住宅の気密・断熱でもなく知恵と歴史と不便の中にあると考えています。
産業廃棄物を出すことが多い仕事柄、廃棄物の処理方法を考えると「土に還る」ことに行きつきます。
土から作られた瓦でさえ、土の上に10年放置しても土に還りません。
茅(ススキや麦わら)は土の上に放置すると数年で土に還ります。
弊社では土に還る材料で家を建てることを目標にし、有害物を含んだ集成材(接着剤で固められた材木)は使用せず、住宅として長持ちさせるために天然乾燥の国産材を使用した家づくりを行っています。

古民家リノベーション

20221107提灯掛け 材料搬入

来年2023年度納品させていただきます、地蔵盆提灯掛け新調の材料が搬入されました。
姫路の気候・空気に馴染ませるために、加工まで工場内で乾燥させます。
加工につきましては、来年一月より着手の予定です。
構造部/檜、滑車/楓、腕木/欅を使用する予定です。

地蔵盆提灯掛け